Header - studenten
ホメオパシーについて プレゼンテーション 文献 ご予約 お問い合わせ


症状の分類についての実践方法

ここに示す項目はすべて「症状の分類」という考え方に立った解説です。「症状の分類」という用語は、当サイトでは頻繁に出てきます。レメディを処方するにあたって、各症状の際立った特徴が明確に説明されており、上掲の花を分析してみると、その花びら一枚一枚がすべて異なる症状のカテゴリーを示していることがわかります。 サミュエル・ハーネマンは、著書『慢性病論』で述べたように、以下のような区分で症状を取り扱いました。

遺伝病
両親や祖父母に発症した遺伝的な症状がここに当てはまります。遺伝的に譲り受け、根本体質とつながっているため、内部から発症します。

医原病
医薬品の摂りすぎや予防接種の影響による症状がここに当てはまります。

生い立ち(出来事)
ここでは、その人の生い立ち(人生の中での出来事)を取り上げます。人生経験の中で、どのような衝撃があったか、どのような影響を受けて今の自分が形成され、傷跡が残ったのか。また、外部からの刺激、例えば、おじいちゃんが亡くなった、生まれて間もない妹や弟が重い病気にかかった、配偶者が浮気して離婚を切り出した、そのようなときにどんな反応をしたのか。つまり、この影響なしには今の自分はありえない、といった状況にその症状の遠因があると考えます。

急性マヤズム
通常、深刻な状態に及ぶ症状です。 急性肺炎・胆石の発作・花粉症・偏頭痛・腸炎・膀胱炎など、非常に重い症状の人もいます。内部から発症しますが、出来事、つまり外部の刺激で発症することも頻繁にあります。白樺の木が花をつければ花粉症が始まり、風邪をひけば肺炎になり、おじいちゃんが亡くなれば娘は悲しみに暮れ、配偶者が解雇されれば燃え尽き症候群に陥ります。 (言い換えれば、根本にアレルギー体質がなければ花粉があっても花粉症にはなりません。免疫が強ければ風邪を引いてもすぐ治ります。自分の心が平静であれば、感情的に燃え尽きることはありません。)

内因性の問題は常に根本の問題を示します。 つまり、その人の根本(身体の状態)が外部の刺激に対して適切に反応できない、ということなのです。 おばあちゃんがインフルエンザになると、高齢のため、若いころのようにうまく適応することができず、その結果肺炎に進行します。
彼女の根本の弱さゆえに肺炎となり、致命的な状態になりうるわけです。

流行病(潜伏期)
インフルエンザ、レジオネラ菌、SARS、コロナウイルス、水疱瘡、おたふく風邪など、外部の感染源から伝染する症状のことです。 私たちが健康であれば、混乱なくきっちりと退治することができます。感染しても、根本を乱すことなく、重症に至ることもなく、潜伏する場合がありますが、そうした状態もこの花弁に分類されます。

淋病
本人が淋病に感染した場合のみ、ここにあてはまります。感染は外因性であり、直接処方の対象となりますが、症状を抑えるために抗生物質を使うと、淋病は根本と結びついて内因性の問題になります。先祖(父母や祖父母)の誰かに林菌の感染があった場合も同様で、先祖が感染したという影響を持って生まれたということで、必ず次世代に遺伝し、そこでは内因性の症状として分類されます。

梅毒
性感染症である梅毒の発症がここにあてはまります。感染直後の一時症状は簡単に対処できますが、上述の淋病と同じく、抗生物質によって抑圧されていると治癒にかなり時間がかかります。

疥癬(根本)
私たちは、それぞれ固有の肉体を持って生まれ、遺伝的特質、潜在的可能性、長所や短所、これらを包括したものが私たちの根本をなしています。 人生は、身体的、精神的、感情的な状態によって波がありますが、ホメオパシーの処方で最適なバランス状態に達することができます。作用・反作用の最適な均衡状態とは、我々の健康を脅かす外界の影響を排除する免疫システムが常に機敏に働き続けている状態です。

最適な状態であれば、各々の症状は、根本体質へ負担をかけることなく存在したまま治癒することができます。急性マヤズム症状を発症して致命的に終わることなく、すべての症状は、同時に、ゆっくりと、しかも確実に消えていきます。結局のところ、症状を克服するための唯一の方法は、私たちの健康、つまり根本体質をできる限り強くすることなのです。

ハーネマンはこのように述べています。

   
ハーネマン・ホメオパシー財団 代表 エワルト・ストットラー
Ootmarsumsestraat 61a | 7607 AZ Almelo |  The Netherlands  |  電話: +31 546 - 824 847


info@classicalhomeopathy.eu